公開日 2016年06月16日(Thu)
6月4日(土)は,全児童生徒が参加して大運動会を実施することができました。
皆与志養護学校の運動会は,速さを競う運動会ではなく,児童生徒それぞれの個人目標を決め,その個人目標に対して金(目標達成),銀(がんばった),銅(欠席)で評価し採点します。自力での歩行や車椅子をこぐことも困難な重度・重複障害の児童生徒ですが,
「電動カーを動かすスイッチを入れるひもを引っ張る[E:happy01]」
「左手で持ったボールを右手に持ち替え,右手を放してボールを落とす[E:paper]」
「物が倒れたり風船が飛んだりする様子に視線を向けてしっかり見る[E:eye]」
などの個人目標をめざして練習してきました。
教師は,子供たちの動きを引き出すために様々な道具(自作教具)を準備し,練習のたびに改良を重ねてきました。(全体練習の記事の写真は,電動カーのスイッチや立位台を動かすためのモーター代わりの電動ドリルなどの写真でした。)
体育館中に響く温かい声援,お祝いの祝電・祝詞,そして道具準備や応援席での児童生徒管理への御協力など多くの方々に支えられて,楽しくにぎやかな雰囲気を味わうことのできた楽しい大運動会でした。