公開日 2017年08月10日(Thu)
台風5号もほとんど影響なく通り過ぎました。
しかし、暑い夏は続いています。
今日は、地域向け夏の研修会の第2弾。 『教材・教具製作実習会』を本校で開催中です。
本校の職員が講師を努め、県内の特別支援学校の先生方と一緒に2学期から授業で使える教具(スイッチ類)を製作します。
今回製作するものは、iPad タッチャー。
今、各学校に整備されつつあるiPadやタブレット端末などは、障害のある子どもたちにとってICT機器としてとても有用なものです。
でも、細やかな上肢や手指の動きが難しい子どもたちには、タッチパネルを操作することが困難・・・便利だけど使えないものになります。
そこで、子どもたちが可能な動きで操作できるようにするための教具(ツール)を製作します。
穴開けしたり・・・
コードをハンダ付けしたり・・・・・・初めての(慣れない)作業に試行錯誤、注意集中。そして和気あいあいとした雰囲気の製作研修です。
細かな作業もふんだんにあります。 午前、午後と一つ一つの細かな製作工程を経て・・・
仮の作動確認。 「どうぞ・・・動きますように・・・・」 作動すると、思わず笑み。 安堵感と達成感です。
仕上げの工程を済ませて、実際のタブレット画面で最終の作動確認。
タブレット画面に製作したツールをセットして、接続した別のスイッチを押したらカメラアプリがパシャリ!
動きました!! ・・・・・・よかったです。 本当にお疲れ様でした。
さて、隣の部屋では、本校職員が夏の宿題(スイッチラッチ&タイマー製作)の真っ最中。
完成品は高額なので、この夏でキット3台を組み立てます。
細かな作業は・・苦手。 太い指先から細かな部品がこぼれ落ちます。
苦労して、苦労してやっと完成・・・・・・
でも、動かない・・・???
再度、試行錯誤の繰り返しの末、何とか原因を究明して・・・バッチリ作動。
よしっ、思わずガッツポーズ!!!
精魂込めて作ったiPadセンサー、スイッチラッチ&タイマー。 早く試してみたいという思いが強くなります。
子どもたちの活動に活かせる2学期が待ち遠しいです。