指導や支援の最適化をめざして ~専門家との連携~

公開日 2017年06月28日(Wed)

今,各特別支援学校では,外部の様々な機関や専門に携わる方々との連携を基に,指導や支援の充実を図ろうとしています。

本校の特色(強み)の最大のものは,やまびこ医療福祉センターに隣接し,日常的に医療専門家の方々との連携が図りやすいことです。

 

6月中旬からは,やまびこ医療福祉センターの歯科衛生士さんが来校され,全児童生徒の口腔ケアについて実地で指導,助言をいただいています。

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子どもたち一人一人の状態に応じた歯磨きや口腔ケアの在り方について,直接子どもへの指導・支援を行いながら担任と確認し合います。

「『あー』と口を開けるだけじゃなくて,ここは『い~』がやりやすいですよね。」 

具体的です。

 

また,給食時間には,STにおいでいただき,摂食指導の方法について実地研修です。

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まずは様子を観ていただき

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舌の動きや嚥下の状態を確認しながら,舌のどの位置に食物を置いたほうがよいのか。

口唇や舌の動きをコントロールするためのサポート方法を実際にやってみて

「サポートの指の形は,フレミングの法則ってあったでしょう。あの指の形ですよ。」と具体的な助言。

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そして,最適な方法を確認・・・です。

 

 

これらの連携の他にも,6月上旬からは「リハ部との情報交換」も実施中です。

放課後,リハビリに通っている全ての子どもたちの訓練の様子を担任が参観に出掛け,PT等との情報交換を行って学校での指導・支援に活かす取組です。

今回は,担任が出向いてリハの様子を参観していますが,2学期にはPTやOTの方々が授業参観を行い,相互に研修を実施する予定です。

 

 

子どもたちにかかわる者同士が相互につながり合い,子どもたちへの指導や支援方法をよりよいものに・・・という願いです。